美濃焼シリーズ 制作の現場

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制作の現場
美濃国(岐阜県)は、斎藤道三、織田信長など戦国武将ゆかりの地。
そんなゆかりの地の名産品と結びつけて、歴史アイテムが出来ないものかと漠然とした念いを抱いていました。

するとまことに奇妙な話ですが、偶然にも時を同じくして、あるメディアプロデューサーから「美濃焼」に関する情報がもたらされました。こんな絶好なシチュエーションが、今回の「美濃焼」アイテム製作のスタートです。


今回紹介をいただいた窯元は、明智光秀出生の地ともいわれる明智郷(現在の岐阜県恵那市明智町)で創業115年という老舗の製造窯元。
歴史的な背景を鑑みても今回のコラボは、まことに幸運というほかありませんでした。

明智町の風景
▲明智町の風景


初めて訪れた窯元の事務所で、私の目に留まった一枚の写真。大正時代に撮影されたというこの窯元の写真なのですが、モノづくりの原風景というべき趣きとともに老舗と言われる窯元の歴史年輪の重さも感じる事が出来ました。現在もこの写真通り、明智町の小高い丘陵地(登り窯ゆえ)に窯元があり、そこからは明智町が一望できる絶好のロケーションです。

窯元の古写真
▲窯元の古写真(撮影/大正時代)


「美濃焼」は、1300年の歴史がある焼き物で、和食器が全国生産の60%を占めている現状があります。つまりは皆様の生活に馴染んでいる焼き物ということがいえます。
今回、数々の打ち合わせを経て試作品作りに入り商品化となりましたが、その過程に於いてそれらのバックグラウンドの底知れぬパワーを再認識。窯元からのサジェスチョンを授かりながら、実用的な本格美濃焼絵皿が出来上がった次第です。

デザイン案
▲デザイン案


今回の製造過程をお話しすると、
「成型」→「水拭き」→「素焼窯(800℃位)」→「施釉(せゆう)」→「本焼成(1300℃)」→「検査」→「転写(家紋)ハリ」→「イングレ焼成(1200℃)」です。このように超高温窯で幾度も焼き上げて、鉛毒が発生しないように配慮いたしました。

製造工程
▲製造工程


美濃で産出された陶土を使い、明智郷で焼くなど、美濃にこだわり続けて出来上がった窯元の作品で、現代の職人のモノづくりに対する思いが込められた本格美濃焼です。

本製品で美濃焼の素晴らしさをご堪能いただければ幸いです。

(文:冨永一成)
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